6月20日(木)、株式会社神戸製鋼所の株主総会が開催されました。原告とサポーター約20名が、総会会場の最寄り駅においてアクションを行いました。株主の方々に、事業リスクの高い石炭火力事業を見直すよう、経営陣へ意見していただきたく、呼び掛けをさせていただきました。
現在、神戸製鋼所は、神戸市灘区において130万kW(65万kW×2基)の石炭火力発電所の建設工事を進めています。大気汚染公害に苦しめられ、今もなお改善の取り組みが続けられている地域に、石炭火力発電所を建設することを認めることはできません。また、石炭火力は大量の温室効果ガス(CO2)を排出します。将来世代により良い大気・環境を引き継ぐためにも、石炭火力事業を再考するように求めました。毎年、株主総会前ではアクションを行ってきましたが、今年は石炭火力発電事業が、事業リスクの高いものであることを株主の方々に訴えるパンフレットを配布いたしました。
報道によると、複数の株主の方から、石炭火力事業の将来性を不安視する声があったようです。
私たち地元住民の声を届けてくださった株主の方が居たことが分かりました。
当会は、今後も原告と力を合わせて、神戸に新たな石炭火力発電所は要らないということを訴えていきたいと思います。